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イベントレポート

(2013/6/13)
台湾映画

2013.6.1舞台挨拶:渋谷ユーロスペース
合同インタビュー

向かって左からエリック・トゥー、ディーン・フジオカ、ジミー・ハン、ヴァネス・ウー©FAEP

2013年6月1日(土)、日本での公開初日を迎えた台湾映画『夢の向こう側~ROAD LESS TRAVELED~』の
出演者4人が舞台挨拶のために来日を果たし、その舞台挨拶の合間で実現したジミー・ハン、ヴァネス・ウー、
ディーン・フジオカ、エリック・トゥーの合同インタビューをお伝えします。

Q1. 今回、4人で来日された感想と来日されて昨晩とか何かされましたか?
ヴァネス:(ジミーやエリックが♪ドン・ドン・ドンキー♪と口ずさみ)渋谷のドン・キホーテに行って爪切りとソックス
を買いました。ホテルに帰ってから、肝心な下着もなかったことに気づきました(笑)。
ジミー:店員の人が中国人で、ビックリしたよね。
エリック:中国語と日本語で四苦八苦していたら、「あれ?呉 建豪(ウー・ジェンハオ)ですか?」と中国語で聞か
れたりしてビックリしました。
ヴァネス:僕もビックリしました。
ジミー:時々、英語で「コーヒーが飲みたい!」ってしゃべっていたら、相手が英語で返してくれた時にビックリするの
と同じ感じです。

Q2. 今日の舞台挨拶で、ディーンさんが日本人だというのが不思議に見えました。
ヴァネス:えー、中国人に見えますか?
ディーン:僕は、福島県生まれです(笑)。

Q3. 映画の公開おめでとうございます。この作品は、まず、5人の配役を決めてから脚本を書かれたと
いうことですが、先に5人に決めた理由を教えてください。

ジミー:(いきなり、みんなからお金をもらったからと冗談を言い)ディーンは立派な俳優だし、エリックはコメディアン
だし、みんなのそれぞれのタレント性がこの映画に良い効果をもたらすと思いました。ヴァネスに相談しに行った時は
ディーンの剣を持って、「やりますか?」と言って誘いました。
ヴァネス:(まるで、脅されたから・・・というように冗談で) 怖かったですよ。

©FAEP

Q4. 今回、映画が完成してから2年以上が経過して、全国各地での公開予定が決まっていますが、
改めて、日本の皆さんにメッセージをお願いします。

エリック:まず、応援ありがとうございます。日本では、邦画が流行っている中で、外国映画を公開するのがどんな
に大変かは、存じ上げています。そんな中で地方でも公開してもらってありがたいと思っています。これは、日本の
ファンの皆さんに感謝ですね。続く作品も出てくると思いますが、期待してほしいです。
ヴァネス:今回の舞台挨拶でも、ファンの皆さんはすごく盛り上げてくれていて、本当に感謝しています。また撮影
中も日本からエキストラでコンサートシーンなどに参加してもらい、ファンの皆さんとも一緒に作り上げた作品です。
いつもサポートしてくれて感謝の気持ちでいっぱいです。またみんなで一緒に作品を作り上げる機会があればと
思っています。
ジミー:この映画は日本と何かつながっているところが多いと思っています。ちょうどこの映画のアイデアが出来た頃
日本で暮らしていた時期でもあります。日本人は好きなことを本当に一生懸命にやりますよね。街で知り合いに
なったバンド友だちもそうだったし、いろいろなところで、何というか日本にある“侍スピリッツ”というものを感じて、
このストーリーも出来ました。あと、日本人も出演していますけれど、本当にありがたいのはディーンのお陰で色々
な人を紹介してもらったし、ヴァネスにも出演してもらったし、日本で公開できたことは、まるで自分の子どもが大学
入学をして“おめでとう!”って感じです。ここまで来るのは長い道のりで、多分普通の2倍~3倍くらい
かかっています。この作品のアイデアが出来たのがハイティーンの頃でしたから、映画が完成したのがとても不思議
です。日本の皆さんに本当にサポートして欲しいです!そして、もし本当に結果が良かったら『ROADLESS
TRAVELED パートⅡ』を作りたいですねぇ。
*この一言に拍手があがります。冗談交じりに「ゾンビ映画にしようか!?」とか、エリックは「タカ(本人の役名)の
双子の兄弟タコが登場したりしてね。」とか、記者からの「映画『男たちの挽歌』のように双子が出てきたら良いなぁ
と思いますよ」という提案に対して、ジミーは「そうですねぇ。それ、今、メモしておきます!」など物語の設定につい
ての話が色々と膨らんでの冗談が飛びかう場面もありました。


©FAEP

Q5. 本作は、想い入れのある作品だと思いますが、それぞれのキャラクターは段々と変わっていったり
したのですか?

ヴァネス&ジミー:もちろん脚本があって撮影していますが、セリフを読み合わせしているうちに、それぞれが自分
の役を僕ならこうするとか、こういう場面ならこうした方がよいと思うなどの意見が出て、有機的に出来上がって
いった作品だと思います。

Q6. 作品のストーリーやエンディングは変わっていないですか?
エリック&ジミー:
ジミーは最終的にはしめてくれますが、かなり自由に演技をやらせてくれたことには感謝しています。
僕らは撮影前にも何度も話し合いをしていたので、撮影に入ってからはどういう方向でいくべきかはみんなが
わかっていたので、あうんの呼吸で芝居ができた感じで、大きく変わることはなかったです。


Q7. ジミーさん、2012年チャイニーズ・アメリカン・フィルムフェスティバルin L.Aでの最優秀助演男優賞
の受賞おめでとうございます。受賞を聞いた時は、どんな感じでしたか?

ジミー:(冗談で)泣きました!これを言うとエラそうかもしれませんが、作品はみんなで作ったものだし、芝居中は
みんながいなければ壁と話しているようなものですから、僕一人が受賞したというものではないと思っています。
エリック:セリフの読み合わせもスタッフを立てて行っても良かったのですが、みんなでやっていきました。マイク(ヴァネス
の役名)の病院のシーンでは、こっちは泣いてあげたのに皆が笑うから「そんなリアクション!?」ってこともあったり
したなぁ。
ジミー:あれは顔が近すぎて、それがおかしかったんだよ。

Q8. 作品の中で、最もご自身が気に入っているところと自分自身を反映したところは、どこですか?
ヴァネス:マイクという役は、何の心配もなく人生を謳歌しているところです。役に入り込むために、撮影中もビール
を飲みながらやっていたところもあります。けれど、羽目を外しすぎない程度でしたよ!!
*とあくまでも役作りのためだと力説。感情の激しい性格や病に倒れるシーンなど、様々な表情が見られたことに
対しては、

元々マイクの役ではなかったので、脚本を読んでマイクを演じたいとジミーに話したのでイメージは出来ていました。
ディーン:リーダー役だったのですが、役のイメージ的にはジミーなんですよね。それを見ながら自分というフィルターを
通して、どんな感じになるかなと思って演じていました。そこは自分と違う部分ですが、自分自身と似ている部分と
しては、音楽とかアートというものに対して、すごく情熱を持っているところですね。撮影が終わったあとに自分の
アルバム制作の準備を始めて曲作りやレコーディングをしたりしたので、すごく自分の現実とシンクロしました。
劇中での楽曲提供については、何曲か使ってもらっています。
ジミー:この人は天才です。最初は、音楽が出来るということを知らなかったので、バンドを決めた時、ディーンに
楽器は何ができるのかを聞いたら、出来る楽器のリストが長くてビックリしました。普通だと、ギターの1コードができ
るくらいというのが普通ですが、何でもできて、この人はプロです。ディーンの音楽センスはとても素晴らしい!
ディーン:母がピアノの先生だったのでその影響です。何だかテンションがあがる嬉しいことを言ってくれましたね。
エリック:タカは皆さんもご覧いただいたように、いつも笑いを取るムードメーカーのようなコミカルな役です。僕は、
普段から自分では可笑しいやつだとは思っていませんが、どうやらひとつネジがはずれているらしく、映画の中では、
どんなにクレイジーにやってもそれが許されてしまう役で、とても楽しくやりました。基本的には自分自身に似ている
部分が多かったんですが、普段なら、やれないことを自由にやらせてもらいました。
ジミー:ジョーというキャラクターは、自信がなくてとても内気で僕自身とは正反対です。何か決めたら一生懸命
やるというところは似ているかもしれません。でも、なかでも一番うれしかったのは、みんなの友情をとても感じられた
ことです。それは映画の中だけじゃなく現場でも僕に何か問題が起こったときには、彼らはすごくサポートしてくれて、
この映画のスピリットである“友情”というものを本当に感じられたことです。
エリック:多分違う俳優を使っても作れた映画だと思いますが、やはりお互いの相性というのか何か独特なものが
あったので、この仲間でなければできなかったと思います。
ジミー:今回のような現場の楽しさというのは二度とないと思います。多分、パートⅡじゃないとねぇ。
と本作が納得のいく作品であったことがわかります。
エリック:
パートⅡは僕がリードボーカルをやって、マイクが墓場から現れるというのとか、どうかな?(笑)

©FAEP

Q9. エンディングについてですが、マイクが生きているようにも感じられる印象でした。これは、観た人が
それぞれにエンディングを思い描ける意図があったのでしょうか?

ジミー:この作品のエンディングは、みんなで話し合って決めましたが、観ている人にそれは決めてもらったら良いと
思います。実際僕らの中では、マイクは亡くなっています。それよりも大切なのは、人と人との関係はくだらないこと
で崩れることもあり、崩れてから後悔するというのは残念なことです。ですので、この作品では“友情というものは、
そう簡単に崩れることはない。”ということが大事なメッセージなのです。

Q10. ジミーさんとヴァネスさんはアクションが得意で、ディーンさんも剣術が得意だということで、みんなで
アクション映画というのは考えていますか?

ジミー:考えていますよ。やりたいですね。今後会社としては、ラブコメディかアクション物を考えています。

Q11. 3人は同じ会社で、ディーンさんも監督をされたりしていますが、一緒に仕事をされての感想は
いかがですか?

ディーン:仕事をしたというよりもジムに行って久しぶりに話をしたり、食事に行って話をしたりするように、撮影現
場で話をしている内容というのが全部クロスしている感じで、全て自然な形でことが進んでいるようでした。
またジミーが使ってくれればですけれど、次回が楽しみですね!

©FAEP

 インタビューをして感じたのは、所々に冗談を言い合う姿に、この4人が本当に仲の良い兄弟のようでもあり、
また個々が個性のあるクリエイターでもあるということです。話の途中でエリックから“ケミストリー”という単語が出た
のですが、彼らはお互いを尊重しあい最高のものを創っていこうという同じ想いが作品の中にも相乗効果で現れ、
それはまた、公私ともに深い友情関係を築いているのだと感じました。今後の個々の活躍、そして次回作品にも
期待をしています。
(文:五十嵐 砂利美、写真:木場美治)

◆台湾映画『夢の向こう側~ROAD LESS TRAVELED~』 6/1舞台挨拶レポート

http://bonbonchu.com/asia-entame/report-267.html




ストーリー
成功を夢見てアメリカから1人やってきたジョー。台北に到着した日、ギターを盗んだと勘違いされ、突然マイクに
襲われる。誤解を解き、意気投合したメンバーはロックバンドSMASHにジョーを迎える。
ほどなくデビューが決まった彼らは、順調とはいえないものの少しずつスターへの道を歩み始める。初めてのツアーが
成功を収め注目を浴びるようになると、次第にマイクの生活が荒れ、それまで積み上げてきたメンバーの絆にヒビが
入り始める。
そうしてようやく掴んだ成功を前に、SMASH最大の試練が訪れる…。


出演:ヴァネス・ウー、ジミー・ハン、ディーン・フジオカ、エリック・トゥー、クリス・ルン
特別出演:サモ・ハン
監督:セブン・リー
脚本・音楽・編集:ジミー・ハン
エグゼクティブ・プロデューサー:サモ・ハン
プロデューサー:ジミー・ハン、エリック・トゥー、ヴァネス・ウー

2011年/台湾映画/中国語/90分/35㎜/ヴィスタ/ドルビーSRD
原題:楽之路 ROAD LESS TRAVELED   
©Smash and Grab Productions
配給:ワコー

ユーロスペースにて絶賛公開中 ほか全国順次ロードショー
www.yumeno-mukougawa.com



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