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アーティストレポート

(2012/6/18UP)
Movie & Music & Fashion & Dance エンターテインメントでアジアをつなぐ
Michie
~FAEPインタビュー Vol.1~

台北、北京、東京、福岡を拠点にしながら 『Movie & Music& Fashion & Dance』 をテーマに、
コンサートライブ、広告イベント、映画、作詞、ファッション、ダンス、美容などの分野で幅広く活動中。
小柄ながら溢れ出るパワーと繊細さは演出や振り付け、ファッションに生かされており、キラリと輝くセンスが印象
的な、福岡出身の"Michie"。
常に相手の立場に立ち、舞台を作り上げていくクリエイターとしての仕事ぶりや、おおらかな雰囲気で周りの人を
包み込む人柄などについて、裏方として活躍する彼女に話を聞きました。

□■今までのキャリアを教えて下さい。■□

幼いころからバレエ、日本舞踊、琴、三味線、民謡、フィギアスケート、社交ダンスを学び、バレエ界では15歳から子供クラスの講師をしたり、プロを目指したりした時期もありました。社交ダンスでは17歳の頃、競技選手としても活動しました。
18歳からは、ジャズダンスやストリートダンスの講師をやりながら様々なコンテストに参加し、優勝するごとに全国に名前が広がり、「福岡にこんなすごいダンサーがいるよ」と言われるようになりました。このころから芸能界からも声がかかるようになり、当時は、篠原涼子やMAXなどのバックダンサーとして「HEY×3」や「うたばん」に出演し、東京と福岡を行き来するようになりました。全国ツアーを回るようになってからは福岡から東京に拠点を移し、ベテラン、新人問わずさまざまなアーティストと仕事をしました。その中でも、同じ福岡出身のMISIAとは特に長いお付き合いです。
当初はバックダンサーの仕事がメインでしたが、そのうち振り付けやアーティストの育成、ライブの演出も任されるようになり、優秀な仕事仲間や友人とたくさん知り合うようになりました。もともとクリエイティブなことに興味があったこともあり、 ファッションなどの創作や空間のプロデュース、 アーティストの方向性を練るプロジェクトなど、エンターテインメント全般に活動を広げていきました。気付けば東京で10年以上、芸能界のお仕事に携わっていました。

□■いつからアジアエンタメの仕事を始められたのですか?■□

6、7年前からです。東京で芸能界の仕事をしているころ、台湾やシンガポール、韓国、中国から歌やダンスを習いに来たアーティストに教える機会があり、そのご縁で映画やPVの仕事を手掛けるようになったのがきっかけです。
日本の芸能界とは全く違うシステムだし、文化や価値観も全く違うので、最初は戸惑うこともありましたが、仕事自体はとても面白かったです。
少しずつアジアでのお仕事が増えた始めたころ、アジア進出に力を入れていたエイベックスからの誘いもあり、本格的に中国などを拠点にするようになりました。2008年の北京オリンピック前に現地に移り、エイベックス北京ではプロデューサーとして、中国人アーティストの育成やプロデュース、企画、マネジメントなど、さまざまな現場を経験しました。2010年にはエイベックス台湾の特別顧問として台湾に移り、北京と同じような仕事を手掛けました。
思い返せば、私の生徒には韓国や台湾の方もいたし、私自身が福岡出身で 『よかトピア』 や 『アジアマンス』に関わったり、出演したりしたほか、来日した韓国アーティストのバックダンサーとして番組に出演した経験もあったので、早いうちからアジアに関わっていたのだと再認識しています。

□■プロデュースとは具体的にはどんな仕事ですか?■□


仕事の内容により異なりますが、例えば、アーティストをオーディションなどで発掘してゼロから育てる場合は、360度のアーティスト像を作り上げ、売り出し方を考えていきます。そのほか、すでにコンセプトが固まっているアーティストの場合、コンセプトに合わせて音楽やビジュアルなど必要な部分だけ練ることもあります。
広告系の場合は、その商品に合わせたイメージを作ります。このため、依頼された内容に合わせてプロデュースの方法を変えています。

□■振り付けはどのように作り上げるのですか?■□

振り付けは音楽ありきなので、まずは音楽のイメージを把握し、その上でアーティスト本人のイメージや方向性も
考慮に入れます。ダンスはアーティスト本人の得手不得手もありますから、苦手意識を持たないように、楽しみながらできるように配慮しています。


□■中華圏アーティストとのお仕事が多いですが、 日本の韓国ブームについてどう思いますか?■□


日本にブームが来る前から、私は1人で韓国ブームでした。衛星チャンネルやネット、CDショップの海外コーナで物色するほどはまっていました。 私は日本人なので、日本人はどのようなアーティストが好きかとか、売れるかということがよくわかりますが、韓国人が日本人の好みを研究して進出してくる戦略は素晴らしいと思います。
中華圏アーティストの場合は、市場自体がものすごく広いから、日本に頻繁に行かなくても、自国の市場でビジネスが既に成り立っているし、自分たちの文化に誇りをしっかりと持っています。このため、中華圏アーティストが日本に進出する場合は、クオリティーと戦略をどこまで日本に合わせられるかがポイントだと思います。
日本はシステムが出来上がっているので そこに入り込めたらブームを起こすのも速いと思います。また、日本人がアジアに進出したい場合も同じで、その国の市場をどれだけ理解し、戦略を立てられるかが重要になります。残念ながら、こうしたマインドが薄いため、せっかく進出しても短期間で撤退する人たちをたくさん見てきました。チャンスは多いので、頑張ってほしいと思っています。

□■アジアのアーティストと一緒に仕事をする際の印象はどうですか?
また、どのような教え子がいますか?■□


アジアでは単発のお仕事が多いので、教え子といえるようなアーティストはまだいませんが、By-2はデビュー前(15歳)から知っているので、そういう意味では教え子といえるかもしれません。彼女達は、成長のためなら何でも吸収しようという貪欲な姿勢が持ち味です。中国ではアイドルとして人気がありますから、いずれはアイドルの発祥地と言われる地元・福岡でもライブなどを実現させてあげたいですね。それ以外にも多くの方々とお仕事をさせてもらいました。
例えば、日本でも人気のあるジョセフ・チェン(鄭元暢)やアリエル・リン(林依晨)とは華流ライブイベント「Asia Music Summit」でご一緒させていただきました。ジョセフは人気者でハードスケジュールですが、いつも礼儀正しく、リハーサルでも手をぬかずに努力する姿勢は本当に素晴らしく、アジアの大スターはすごいと思いました。
アリエルも女優と歌手の切り替えが見事で、さすがアジアの大女優だと思いました。


□■2011年11月に中国・広州で大きなイベントに関わったそうですが、どんなイベントでしたか?■□


世界的に有名な広州国際モーターショーです。
巨大な会場に世界各国から様々な車が集まり、私はホンダブースの演出をさせてもらいました。今回はどこよりも大きなブースに2階建てのステージを作り、ミュージカル風に仕上げました。展示された電動車、電動自転車、電動バイク、電動一輪車に22人の中国人パフォーマーを加え、巨大なLEDに映像を映し出してタッチパネルのように画面を次々と変えながら、エコをテーマにしたストーリーに作り上げました。
スタッフも素敵な人達ばかりで、新たな人脈を作ることもできました。

□■華流ライブを手掛けられてますよね? どのようなお仕事ですか?■□

2010年Asia Music Summit では全体の演出、振付け、ビジュアル制作、2011年Asia Music Summit Vo.2はDanceFlowというアーティストの演出、振付け、ビジュアル制作、2012年 Asia Music Connection では 企画、キャスティングアドバイスという形で 関わらせてもらいました。
全体の演出と全アーティストの総合プロデュースを手掛けた10年の時は、華流アーティストが日本で本格的なライブを行うのは初めてでしたが、チケットは9,000円というかなり強気な料金設定でした。アーティストも俳優が多く、ライブ慣れしている日本のお客様にどのように満足していただけるかと考え、楽曲選びからセリフの流れ、会場を盛り上げるネタ仕込みなど、全体のバランスを考えて演出を練り上げました。
このような華流ライブはまだ東京でしか行われたことがないので、地元福岡でもいつか実現できたらいいなと考えています。

□■ステージを作るときは、常にお客様の視点を念頭に置いていますか?■□

もちろんです。
やはり見に来てくださるお客様が楽しみ、満足していただけることが最も重要だと思います。
「来てよかった。また来たい。これだけお金を払っても惜しくない」
と言ってもらえるショーにしたいと常に考えています。 
実際、私が客としてショーを観に行く時もそうあってほしいと思います。

□■最近はどんなお仕事をされたり、予定がありますか?■□

最近は作詞活動に力を入れたり、広告関連のイベントにも力を入れています。
作詞活動では北京にいる私の中国人アシスタント(劉源)と一緒に活動することによって、日本語と中国語の作品が作れるようになりました。例えば、Super Junior Mの「命運線」の中国語作詞に採用され、他にも中国や台湾のアーティストに詞を提供させてもらいました。 最近では、台湾で放送されているドラマ『スキップビート』 (台湾タイトル:華麗的挑戰) の挿入歌を作詞しました。
「スキップビート」の原作は日本のアニメで、主演女優は台湾人、主演俳優は韓国人、挿入歌の作詞を日本人
(私)と中国人がやっています。採用された時はすごく嬉しかったし、日中台韓のアーティストが関わる作品になっているので、新しいアジアの流れを改めて感じました。
日本のアニメがドラマになるのは、これまでも『悪戯なキス』『花より団子』『ハチミツとクローバー』『花盛りの君たちへ』などがあり、主に台湾で作られることが多いです。その後、日本、韓国の順にリメークされるケースも多く、いずれもアジアでは大ヒットしています。「スキップビート」も日本で人気になればいいと思うし、日本人が頑張ってコミットしていることを日本の方にも知ってもらえたらうれしいですね。
広告関連では、去年は広州モーターショーでホンダブースの演出をやらせてもらい、とても素晴らしい経験になりました。今年4月は 中国で資生堂のプレス発表を行い、新作ブランド『AUPURES MEN』の演出、映像制作、音楽制作、振付け、出演者のキャスティング及びビジュアル、舞台監督と幅広くやらせてもらいました。
今後も広告関連の仕事は広げていこうと思っています。

□■今後どういう仕事をしていきたいですか?■□

国内でもアジアでもエンタメに関する仕事は続けていきたいし、広告関係にももっと力を入れたいです。
アジアと日本の架け橋になれるような仕事にも積極的に関わっていきたいと思っています。
今後は地元の福岡でも何かできたらいいなと思います。福岡はアジアの窓口で、街もどんどん変わっています。
私も福岡で素晴らしい仕事ができる日が来るといいなと思います。


お話をうかがっている間、終始笑顔で応じていただいた姿がとても印象的でした。また、これだけの大舞台で仕事をされているにも関わらず、とても気さくで柔らかい人柄のMichieさん。一方で、これまでの苦労やキャリアから得た自信や目標に向かって突き進む真っすぐな姿勢は、同じ女性から見ても素直に格好いいと思いました。
これからますます身近になっていくであろうアジア諸国で、今以上に活躍が期待される彼女と共に、FAEPも頑張っていきたいと思いました。

(文:宮崎聡子、森下恵美子))


◆次ページでは、
Michieさんのプロフィールと、
エンターテインメントな友人の方々による、コメントをご紹介します!




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