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アーティストレポート

(2012/4/11UP)
ジェリー・イェン
インタビュー
2012.3.5

©FAEP


<キラキラと輝きを変えるように>

濁ることなく透明で、でもどこかもろさのあるガラスのハート。今までは彼に対してそんな印象を感じていました。
前日の大盛り上がりだったイベントの後という事もありきっと疲れがたまっているであろう彼の登場を待つ間、どこか空気がピーンと張り詰めたような雰囲気に。
そんな空気を一瞬で吹き飛ばすような柔らかな表情でジェリーさんが現れました。
イベント同様、通訳はサミュエル周さん。和やかにお二人で部屋へと入ってくる姿からは、すでに何組かのインタビューをこなしているはずなのに、疲れは見えませんでした。

取材陣の質問は主に映画に関する話題が多く、現在撮影中の「花漾」への期待の大きさの表れかと思います。
アクションが多いこの作品に入る前には、しっかりとアクションのレクチャーを受け、実際の現場でもプロのチームと一緒にウォーミングアップを行っているそうです。
なによりの苦労はやはり怪我。 この日は右手のプロテクターは外してありましたが、どこか気になるのか、ずっと指を
さすっていました。

ジェリー:怪我をすることはもちろんですが、その先の撮影が待っている、その事を考えると不安で心配で
見えないプレッシャーがあります。
また細心の注意を払っていても相手を怪我ささせてしまう事もあります。


映画の話をしているジェリーさんの目は、どこか子供のように今の自分の置かれている環境を大変だと言いながらも
楽しんでいるような気がして、充実した日々を過ごしているのだと分かりました。

ジェリー:みなさんも気をつけてね。

日本語で、そう記者に笑いかける彼に、思わずつられて微笑んでしまいました。
また、ゼロ・チョウ(周美玲)監督が彼に素晴らしい空間を与えているのも大きな要因のようです。

ジェリー:とてもいい人です。自由にやらせてくれる空間を与えてくれます。自分もたくさんの演技の空間を与えてもらって・・・早く完成した映画を見たいです。

今回の来日の間、彼の口から何度となく出た"早く完成した映画が見たい"という言葉。この映画の公開を誰よりも待ち望んでいるのは彼かもしれません。
次に彼の素の表情が見てみたいと思い、少しプライベートに迫る質問をしてみました。

FAEP:甥っ子さんが生まれて生活は変わりましたか?

ジェリー:可愛(かわいい)。

思わず頬を緩ませ、表情を押えきれないといった顔になり、何度もこの言葉をつぶやいていました。

ジェリー:甥っ子がよく夜泣くんですよ、なかなかこっちも寝れなくって・・・。でもかわいくて、かわいくて。
子供って機嫌が悪いと泣くわけです、とすると自分も夜遅く帰って早く休みたいんだけど、そこは配慮してくれないわけです、だから最初は慣れませんでした。


そう言いながらすっかり目じりは下がってしまっていました。
まだおしゃべりができない為、一緒に遊んだりすることは少ないようですが、しっかりと<叔父さん>の存在は認識しているようで、彼がTVに出ると指を指すそうです。
そう話しながら、今度は日本語で
「かわいい・・・」とのろけてくれました。

そして今回、是非感謝の気持ちも伝えたいと思い、どうしても避ける事のできない質問もさせて頂きました。
震災直後すぐに彼は自分の手のひらに書いた言葉でメッセージを伝えてくれ、そんな彼の姿、そして台湾の方々の大きな愛に、沢山の人が感動し感謝しました。そして今回が震災後初の来日となったわけですが、彼が実際に日本に来て、何を感じたのか尋ねてみました。
自分の手のひらを
「あぁ・・・」と思いだしたように、軽くなでながら、

ジェリー:まず感じたのは、日本のみなさんは本当に力強い。震災がおきたばかりなのに、大変にも関わらず笑顔を見せたり、力強さを見せてくれました。どんな困難があっても、つらい事が起きても、常に前向きにこの問題に対処し臨んで行くという姿に力強さを感じました。
そして昨日の夜のファンミーティングですごく感動した事がありました。手にファンの方々が「台湾謝謝」の
カードを持ってくれていました。


ファンの方々が用意したサプライズの気持ちは、きちんと彼に伝わっていたようです。
そして台湾の義援金がトップクラスだった事に対し、金額の事ではなく、それだけ台湾の人々が愛を持った人が多いのだなぁと誇りを感じたそうです。
また今回ファンミーティングを開催した事は、彼にとってとても大きな事だったようで、

ジェリー:自分の為に熱心にかけつけてくれるファンがいて、自分が笑うとみんなも笑ってくれる。まだまだ自分は未熟で 現場で機嫌が悪くなってしまう事もあるけれども、みんなの顔をみると、また元気になれるんだ。

と、語ってくれました。
そしてまた日本語で
「よかった・・・」とも。
幾度か日本語を交えて話してくれたり、周さんが通訳をしている間もうんうんと小さくうなずきながら聞いている姿は、かなり日本語を理解しているように思えました。また記者が必死にメモをとる姿を見て、

ジェリー:彼はすごくいい通訳をしてくれてるんだね。みんな必死で書いてるから。

と、無邪気な顔で、周さんと笑いあっていました。
暖かな表情をしたかと思えば、きゅっと引き締まった表情になったり、甥っ子の話しでは思わず笑みがこぼれ、
子供っぽい表情でからかうような発言をしてみたり、そして映画の話の時は凛とした力強い自信に満ちた表情になったり。インタビュー中幾度となく、その表情はキラキラとステンドグラスのように輝きを変えました。

ジェリー:今の僕は、ただ一所懸命努力している姿を見せるだけで、まだ演技の事を語るような段階では
ないよ。


そう謙遜しながらも、映画「花漾」に関しては並々ならぬ彼の気持ちが入っているのが伝わってきます。

ジェリー:本当に早くみたいと思っています。自分も一所懸命やりました。この映画が公開され、皆さんが映画をご覧になって『なかなかジェリー・イェンも演技できるじゃん』と思ってくれれば・・・・そう思われるように頑張っています。

ドラマ「華麗なる遺産~燦爛人生~」の中のコミカルな演技や、映画「花漾」での演技が新たな色になって、彼を染めています。そして彼の”カラー(色)”が増える度に、最初の印象にあったどこかもろさのあるガラスのハートが、どんどん強度を増していく、そんな印象を受けた彼の言葉でした。
遠くない未来、さらに鮮やかに、強く輝くジェリー・イェンが見れるはず。ドラマも映画も公開が待ち遠しいです。

(文:森下恵美子、写真:末延恵子)


ジェリー・イェン日本公式ファンクラヴHP http://www.jerry-milkyway.jp/intro.html

◆6/6よりジェリー・イェン主演『華麗なる遺産~燦爛人生~』(原題:我的燦爛人生)
 DATVにて日本初放送!→詳細はコチラ



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